残留塩素について
日本の水道水には残留塩素が含まれています。
それでは「残留塩素」とは何でしょう。
水道水とは
家庭や工場等から流れ出る排水が川や地下水を流れ汚します。
汚れた水を浄水場でろ過・殺菌・消毒を行い水道から綺麗な水として供給されています。
そこで細菌を消毒するために1リットル中に最低0.1gの濃度で塩素を入れなければならないと法律で決まっています。
それに基づき塩素が投入されているのです。
この浄水場から出てくる水道水を各家庭に無菌状態で届けるために、残留性のある塩素が含まれています。
また塩素の濃度は、浄水場に近ければ近いほど濃くなり離れているほど薄くなります。
有害です。
答えは有害です。
塩素を言い換えるとカルキと言います。
熱帯魚を飼育する際にカルキは耳にする言葉でしょう。
水槽内にカルキが残っていると、お魚達にどのような悪影響が及ぶかを説明します。
お魚は、エラを通して水中に含まれる酸素を体内に取り込みます。
この時に取り込まれた酸素は血液中のヘモグロビンと結合し体内に酸素が供給されなくなります。
結果、酸素を供給出来ないため魚は窒息を起こし死につながります。
カルキはお魚にとってとても有害なです。
それではカルキを抜くには?
方法は4つあります。
各メーカーから液体、固形の物が発売されています。
カルキ抜き材を水に適量入れるだけでカルキを中和してくれます。
最も手軽な方法です。
水道の蛇口に浄水器を取り付けます。
浄水器はカルキの他に水道水中に含まれる重金属の除去できます。
バケツに水を汲み、日中太陽光が当たる場所に6時間以上置きます。
太陽光が当たらない場所や室内では完全にカルキを除去するまでに2〜3日程の時間が必要となります。
水道水を鍋に入れ、しばらく沸騰させ、水槽の水温と同じになるまで冷ましてから使用する。
沸騰させる事によりカルキが蒸発します。
上記の方法から手間を考えると、市販のカルキ抜きを使用するのが一番手軽な方法でしょう。
最も安全な水を得るには浄水器を使う方法になります。
汲み置き、沸騰には手間と時間がかかるので効率が悪いです。
総合的に見ると初期費用はかかりますが浄水器でしょう。
長期の使用とランニングコストを考えれば浄水器を使用するのが手軽に最も一番安全な水を得る事が出来ます。
浄水器を通した水を使えば、お魚の状態が崩れる事も減り、楽しいアクアライフが楽しめるのではないでしょうか。